社長対談・社風

しかし、年齢によっては覚えるのは簡単ではないでしょう。基本的には経験のある方が好ましいでしょうね。若くてやる気のある人なら経験がなくても歓迎です。

そして　提案するには商品知識・多少の技術力が必要ということです。

入社後に　まず求められる仕事は　既存のお客様を回るルート営業です。社長または社員についてお客様を回り、徐々にお客様や仕事内容を覚えて、お客様のニーズも見つけ出せるようになることを望みます。

現在は　コロナ禍の影響で　中国との往来が難しいので、事務所存続のために人員を1人にまで減らし、中国国内での売買業務を担ってもらっています。

40代　50代。年齢の割に知識がなく難しかったですね。

年齢が上がると　興味があるだけでは難しいです。

営業マンは　一般知識・業界知識に加えて現在主流となっている機械・機種・工具・メーカー・技術などを具体的に知っておく必要があります。

営業マンは　年間最低2億　売らないと会社が持ちません。

AI、IoT、DX、第4次産業革命などという言葉に代表されるように時代の流れについていける人であってほしいわけです。

機械機種で言えば　複合加工機、CNC旋盤、マシニングセンター、５軸加工機、ロボット搬送などです。

「こういうワークを加工したいね」という話があった時、

「こういう機械を使って、こうしたらどうでしょう」という会話になるわけです。分かった者でなければ提案できません。

エンジン、ミッション回り、一般産業機械などの部品です。

どこのメーカーのどんな機種で、どんな加工をしたら良いだろうか、コストや精度はどうだろうか、、といった形で相談されるんでしょうか？

これからは　多工程の加工を1台でやってしまおうとういう、工程集約型が主流となります。

現在は　工程ごとに機械が必要で、その分段取り替えに時間がかかり、搬送装置も多く必要だったんです。

これからはワークを一回咥えたら、ひっくり返したり、回したりして加工し、出てくるときには形になっている、そんなことができる機械を提案しなければならないわけです。

メーカーも機械の価格もいろいろです。

部品の製造コストは低く抑えられているので、機械稼働時間を長くし、製造コストを抑え、イニシャルコストも安価な機械を提案する必要があるんです。

石油を燃料とする車は　10年～15年したら　半分になるんじゃないかと思います。

しかし、残りが全てEVになるかというと　そんなことはないと考えています。HVや水素エンジン車を50％残すという考えを私は支持します。

EVになったら　エンジン部品を作っている会社は　仕事がなくなってしまう。既存の部品メーカを救済するためには　どうしてもエンジンを残さなければならないし、多くの会社が大歓迎です。

5社共同で　「マシンセンター」という倉庫兼展示場に設けています。

貸しブースもあります。

年に　3-4回　入札会も行っています。

事業領域を選ぶに当たり、違う業種の仕事、将来に明るい分野を手がけようと思ったわけです。それが　太陽光発電、ソーラーです。

初めた当時は　ソーラーのブームだったです。

ちょうど　ソーラービジネスに詳しい社員の入社も追い風でした。

始めてからから　2年間は良かったですよ。しかし、だんだん売電単価が下落して、売電業者さんの中には整理したところも多かったです。

電力コスト低減や脱炭素化の理由から自社向けのソーラー発電を導入するケースが多くなってくると予想しています。

PPA「Power Purchase Agreement(電力消費契約）」というビジネスモデルで、徐々に準備を進めつつあります。

ソーラーパネルも架台もコストは下がってきている。　パワコンだけは　コストが落ちないのですが、

この業界は　廃れることはありません。

こういうことがわかってくれる社員が　もうひとり、ふたりで良いので来ていただきたい。

お客様とも　社員とも　相互信頼を基本にやっていきたい。

どんな仕事でも同じだと思いますが、

行く道は　お客さんに導かれているんです。

お客さんが何を求めているか、いち早く察知して　提供できるか

これが最大の業務です。

あそこに頼めば　たいてい　何とかなるよと信頼していだけるようにならないといけない。

そのために勉強していかないといけない。

工作機械の営業マンとして　何社ぐらいのお客さんを持てば　やっていけますか？

購買力のあるお客さんを　4社～5社をしっかりフォローできていれば、一人前の営業マンとして認めてもらえるでしょう。